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| 良寛さまが修行したという「禅」とはどういうものなのか…それを知る為に石川県の總持寺祖院という立派な禅宗のお寺で修行僧の方達を取材しました! その前の日、私たちは新潟からの移動が長引き、石川県のホテルに着いたのはナント午前2時! それから短い仮眠をとり、眠い目をこすりながら午前4時、ホテルを出発! …禅寺の朝は早いのダ。 |
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| ●午前4時30分、起床を知らせるカネの音がお寺に響き渡る!「目覚まし」役の修行僧の方がカネを鳴らしながら宿舎を走りまわるのだ!そしてタイコの音が鳴らされる。禅宗では眠る事も起きる事も仕事も食事も、生活の全てが修行であり、それらは鳴らしモノの合図で始まるのです。 |
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| ●午前4時40分、座禅。座禅は朝と夕に30分ずつ行う。それもタダ坐っていればいいというのではなく、姿勢、呼吸、心のあり方の3つを一体にする修行であって、その一つでも乱れることは許されない…。ワタシもこの座禅を体験させて頂くことに! |
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姿勢を正し、深く呼吸をしながら座禅を組む…。無…む……ん…ZZZ。ガクン!
はっ!! 目をつむった一瞬、眠ってしまったぁ!イケナイイケナイ。真面目な気持ちで心を穏やかに、目を閉じる事が大事なのダ! |
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| いくら寝不足だからといって眠るなんて…言語同断………ガクッ。…はっ!!! だめだ! 寝ちゃだめだ自分!せっかく取材させて頂いているこのお寺にも、カメラを回すスタッフの方にも失礼ではないか!私はおのれの「眠気」と格闘しつつ、つらく長い30分の修行を終えたのだった。 |
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●午前5時15分、読経。お堂にて声を出して1時間お経をあげる。
●午前6時30分、粥座。起きてから2時間たってようやく朝食。朝はお粥と定められている。禅宗では食事も修行なので、雑談は一切交わされない。黙々と食べ、最後にお椀を白湯とお漬物でキレイにして粥座が終わる。 |
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| ●午前7時〜、作務。それからは作務と呼ばれる労働の時間だ。それぞれの方がそれぞれの役割の仕事をする。私たち撮影隊は、食事に関する一切を担当する典座という役割の方を密着取材した! 寺内の人数を確認し、余ったり足りなくなったりせぬよう、計算して食事を作る。 |
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| 献立はモチロン、盛りつけ、見た目、量も全て平等になるように配慮しなくてはならない。典座さんは手際良く、野菜の皮を剥いたり刻んだりしている。とても忙しそうなので、私は「何かお手伝いしましょうか?」と申し出た。「じゃあそこの山芋を擦ってトロロ汁をつくってもらえますか?」と典座さん。 |
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| 私は「まかせてください!!」と長い山芋を丸ごと持ってすり鉢へ。そのとたん山芋がボッキリと折れ、床にゴロンと落ちてしまった…。 |
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……シーン。
放心しているワタシに典座さんは優しく微笑み、落ちた山芋をサッと水洗いしてご自分であっという間にトロロを作ってしまった。さすが禅宗の典座さん、人間が出来ていらっしゃる。 |
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| その後、昼食の儀式となった。私はお腹ペコペコだったので、出来立てで湯気の出ている野菜の煮物、トロロ汁、白米の乗ったお膳を見て色めきたった! しかし、「禅宗では食事も修行」という事を思い起し、敬虔な気持ちで食事にいどんだ。 |
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| まず丁寧に煮物を頂く。そして次にトロロをご飯にかけて…「あ!それはいけません!」と修行僧長の方がおっしゃった! はっ!ごはんにトロロをかけるのを当然としているのは我が川幡家だけなのか!? とアセるワタシに |
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| 「禅宗において食べることが修行という意味は、一つ一つの食材の味を確かめて食べるという事なのです。ですからお米はお米の味、トロロはトロロの味を確かめて食べなくてはなりません。2つを混ぜてしまっては修行では無くなってしまうのです」ううーん、ナルホド。奥が深い…。 |
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| そして食事の後、皆さんは午後の作務へ。私たちはお礼を述べて總持寺を後にした。禅宗の修業というものがとても大変で、やはり強い信仰心と忍耐力、努力。こういうものが無ければなかなか勤まらないものだという事が分った。我慢弱いワタシは大恥を残してきてしまいましたが、取材にご協力頂き、本当にありがとうございました! |
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