年明けのある日…ワタシは小おどりしたい程、ワクワクした気分だった。なぜなら今日はあこがれの瀬戸内寂聴さんにインタビューする事ができるからだ! 瀬戸内さんは小説「手毬」で、良寛さまと貞心尼のお話を描いていらっしゃっている。人間の生と死、様々な形の愛、性、そして「人間の業」までも見事に描ききっていて、ワタシはこれを読んで何度感動し、泣いたことか!
今回はその「手毬」をもとに良寛さまについて色々お聞きしようという事なのダ。ワタシはもともと瀬戸内さんの小説、エッセイを読みまくっている大ファンなので、今回お会いするにあたり、あらためて瀬戸内さんのご本を読み返しまくった!
インタビューの前の晩もコーフンして眠れず、やっぱりやっぱり瀬戸内さんのご本を読んでいたので、当日かなりの寝不足のハズだったのだが、ちーっとも眠くならず、目はランラン胸はワクワクで足取り軽くTBSのスタジオに向かった。 
ディレクターの服部さんと打ち合わせをして約1時間後、ついに瀬戸内さんが控室の方へ入られたという知らせが…! ワタシはキンチョーしつつ、手土産の抹茶チョコレートを持って服部さんとともに控室へ向かった。 
こんこん、とドアを叩く。ガチャリ、と瀬戸内さんの事務所の方が扉を開けて下さり、中へ入るとそこには正真正銘の瀬戸内寂聴さんが! 私たちを見て「アラこんにちは。今日はよろしく」とにこやかにお声をかけて下さったのだが…
ワタシにはそんな瀬戸内さんに後光がさして見え、何かが振り切れてしまいパァアアアア〜っと舞い上がっちゃったりしちゃっては、は、は、はじめまして。ワタクシ…レポーターの川幡と申しますデス…と息も絶え絶えのヒドいご挨拶となってしまいました…(汗)
しかし瀬戸内さんの気さくなお人柄に触れ、すこーしづつ緊張がとけ、ワタシはズウズウしくも一緒に写真まで撮って頂いた! 控室を出ると服部さんがポツリと「由佳ちゃん…タダのファンじゃん…とつぶやいてましたが、そんな事は当たり前ですワ!おほほほほほ(高笑い)
その後スタジオのセットにて、ついにインタビュー開始。まず「良寛さまの魅力とは何でしょうか?」という質問をさせて頂いた。瀬戸内さんは「良寛さまの正直さ、純真さ、そして大きな悟り。私たちには手が届かないから憧れるのでしょうね。今の世の中…私たちは自分の欲に固まってますから、良寛さまのように「無欲で優しくある事」は見習おうとしても見習えないけれども、そういう人もいたって事を知るだけでも素晴らしいんじゃないかしら!」と答えてくださった。おおお。納得!
次の「良寛さまと貞心尼の恋」についての質問には「貞心は全身で良寛さまに教えを乞いに行き、良寛さまはその様子をかわいいと思ったと思いますね。
色恋というよりも、人間として結ばれていたのじゃないかしら」とおっしゃった。一応打ち合わせで決められていた質問は終わった。しかしファンのワタシはその後も色々とお話を伺ってしまった♪
「出家した方同士の恋」はありうるのでしょうか?と伺うと「長い歴史の間、そういう事は当然あったでしょうね。大変つらい思いをした人々がいたのじゃないでしょうか」とおっしゃっていた。
その他、瀬戸内さんのエッセイのお話や小説のお話などを次々とお聞きしたのだけど瀬戸内さんはすべての質問に丁寧に答えて下さった。まだまだお話していたかったけれども嗚呼、無情にも時間切れ。服部さんから「そろそろしめてね」のボードが見せられ「ありがとうございました」でインタビュー終了。
お別れ際に「瀬戸内さんに実際にお会いできて、色々お話を伺うことができて、本当に嬉しく、光栄です!ありがとうございました!」とワタシが言うと、瀬戸内さんは「カメラが無ければ、あなたの恋愛相談に乗ってあげたかったわね」と言って下さったのだー!!
きゃぁあアー!! ぜ、是非のっていただきたい!!! 豊富な人生経験、物事を見る鋭い目、そして温かく人間味溢れたお人柄…。こんな魅力的な方だからこそ、素晴らしい文章が書けるのだ、と思った。お会いしてますますファンになってしまったワタシでした♪ そしてこのような機会を作って下さったスタッフの皆さまホントに有り難うございました!
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