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| ある日、青ナイルの上流にすんごい滝があると聞き、私たち撮影隊はその滝がよく見えるという場所まで山を登っていった。しばらくしてドドド…という地鳴りのような轟音が聞こえ、私たちの目の前に現れたのはまさにナイアガラのような(…スイマセン。実はナイヤガラ、見たことないッス。テヘヘ) |
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| 日本の滝みたく風情あるおしとやかなモノではなくて、広大な崖全体がドサーッとそのまま滝になっているカンジで、私たちはかなり離れた場所から見ているのに、顔に細かい水滴がいくつも飛んでくる。とにかくすごい迫力! 滝の下に行ってもっと近くから見てみようという事に。 |
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| 今いる場所から反対側(←図解参照)に行くと、そこから下へ降りる道があるらしい。まずはボートに乗ってレッツ移動♪ と・こ・ろ・が、乗り込んだとたんにプスッという音が…エンジンが壊れてしまったのだ! |
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| ゆっくりと、しかし確実に滝の方へ流されてゆくボート…。 |
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| …うえ! お、落ちたらどうなっちゃうのかしらん…。ぎょぇ! ドラエモーン! たーすけてぇ! |
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| 私たち全員、それこそ滝のような汗を流し「はやく直してー!」とボート乗りのお兄さんに訴えた。そのかいあってエンジンはすぐに復活! 私たちは無事反対側へ渡ることができた。今度は歩きで下まで降りて行かねばならない。だが滝の水しぶきの影響でこのあたりの地面はドロドロ、クレーター状態で水たまりがあちこちに。 |
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| ちょっと歩くとスニーカーが脱げそうになって、転ばないように気をつけていても、転ぶのは時間の問題…無事に着けるかなぁ…と不安になっているところへ、地元の少年たちがやってきた。そして私たちに木で作ったツエを貸してくれたのだ! 少年たちはこうやって、たまに来る観光客の手助けをしてお家の生計を助けているのだ。 |
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| 水溜まりのヒドイところでは少年たちが手を引いてくれたりして本当に助かった〜♪ ありがとう坊や達! そんなこんなで歩くこと40分、轟音がどんどん大きくなってついに滝の下の近くの場所へ着いた。そこで見た光景はこの世のものとは思えなかった。目の前に巨大な水と水の煙の壁が迫ってくるような勢いで存在しているのだ! |
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| それは気の遠くなるような迫力! 自然はすごい! お手上げだ! っていうか自然万歳! |
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| 人間ってすっごく小さくて、自然の中のただ一部でしかない事を何故だかワクワクしながら感じた。この景色はゼッタイ一生忘れられないと思った。「さあ勇気を出して、近づけるところまで近づいてみよう!」と皆さん。ワタシも同じ気持ちだった。雨ガッパをかぶり、私たち一行はそろりそろりと注意しながら滝へ近づいていった。 |
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| 正面から雨のよーに水が顔に飛んでくる! そしてものすごい音! これは声を張らないと音が撮れないだろう。まるで台風中継だ! カメラのレンズに付いた水をタオルで拭きながら、なんとかレポート完了! みんなビショビショになったけれども、こんなスンバラシイ大自然の芸術を見ることができて、こんな体験できて本当にありがたい事だと思った! 冷めやらぬ興奮と感動を胸に、もと来た道エッチラオッチラ歩いた。 |
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| 帰りのボートはエンジンの調子も良くスムーズに進み、夕方になってやっと車を止めておいた所に着いて、ふと、自分のクツを見るとぬかるみのドロが靴を覆ってドラエモンの足状態になっていた! |
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| みんなの足も同じだったので、村の「靴洗い屋」さんの若者たちに靴を洗ってもらったのでした。ありがとう。ティシサットの滝から更に上流に行くと、そこに「青ナイルの水源」と言われる巨大な湖・タナ湖がある。このタナ湖周辺の人々は、独特のボートを作り、湖の移動に使っているという。そのボートの材料はパピルス(葦)! |
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| エジプトで紙を作るときに用いられていたあのパピルスだ。パピルスをヒモで結んで繋ぎあわせただけのシンプルなこのボートは「タンクワ」といい、木炭をダハルバルの町に売りに行くのに欠かせない船なのだ。ナルホド多くの人がタンクワに乗っているのが見える。ワタシもタンクワに乗せてもらうことになった。タンクワを乗るにあたり、スタッフの皆さんは口々に |
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| 「由佳ちゃんはオッチョコチョイだから湖に落ちるかもしれない!」「衣装じゃなくて自前の服に着替えてその上にライフジャケットをつけてね」と。 |
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| VE岩佐さんは「ワイヤレスマイクつけてるんだから落ちないでね〜!」とおびえていた。ワタクシ本人もドキドキだ! 何しろ釘も何にも使っていないシンプルな作りだ。パピルスの浮力だけで水に浮くという話だけど、本当に沈まないの…カナ? 先に地元のおじいさんが乗った。その後にワタシも「エイッ」と乗った! |
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| しかし座ってみると、これが案外安定していて、沈む気配は全く無い。おじいさんが棒を使ってタンクワを動かし、タンクワが湖へ進みだした! ひぇー! やっぱちょっとコワイ! と思い、必死でおシリの下のパピルスを縛ってあるロープをつかんでいたワタシだが、5分もするとすっかり慣れ、だんだん気持ち良くなってきた。 |
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| 童話の中にいるような、そんな楽しい気分だった。30分程で撮影は終わったんだけど、機会があったらまた乗ってみたいナ♪ |
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